君はどこでもいける（1000円あれば）Vol.1
この徳島県は車社会だというイメージがとても強くあるように思われており、今ある公共機関は若者の間では疎遠な存在になっているのではないだろうか。
そこで今回私たちが検証したいのはこちら。
1000円あればどこでもいけて楽しめる
- 車なし
- 携帯なし
- 公共機関のみを使い行きたい場所に行って楽しむ
という企画。
みなさんはバスや汽車を休日など通学や通勤以外に使うこともあまりないのかもしれないが、こういったバスや汽車などの公共機関はもっと使われていいはず。
今回は矢三町にあるゲオ出発で、徳島駅前を目指してみようと思う。
まずバスに乗る際必要なのは小銭である。
今持っている紙幣の1000円はバスは使えない。そして喉も渇いたので一番安いものを自販機で購入。
いろはす。
喉も潤い、所持金は890円に。
小銭ができたところでバスに乗り込む。
乗る際に必要なのは小銭だけだ。
バスに揺られる時間はおおよそ３０分。
降車の際に代金210円を支払う。
所持金680円に。
バス乗り場をあとに、街を練り歩く。
熊本の震災があったので炎天下の中、募金活動をされてらっしゃる人に遭遇。
気持ちだけでもと思い、80円を寄付する。
所持金は600円に。
そごうへ向かう。
小腹も空いたので、レストラン街の８階へ。
どれも500円〜600円じゃ食べられないものばかり。
そごうで昼食を取ることは断念した。
とりあえずフレッシュな空気を吸いたいと思い、屋上へ。
大きく見える緑色の眉山が美しい。青空とのコントラストも素敵だ。
そごうの８階で食べられるものはなく、とりあえず腹が減ったので地上へ。
600円で食べられるランチを探すため町を練り歩く。
歩くこと５分。すてきな営業中の看板が目に入る。
はなや食堂。メニューを見ると594円でカツ丼が食べられるではないか！
即カツ丼を注文。待つこと５分程度。
香ばしい甘辛いだしの匂い。ふわふわな鮮やかな卵がカモフラージュしているが、見るからにカリカリそうな衣をまとったカツが乗った丼は申し分はなし。
卵にコーティングされ丁寧に切られたカツは撮影している時間もどうでもよくなるほどにかぶりつきたい衝動に陥る。
かぶりつくこと５分。
完食。
お会計は594円。
この昼食のクオリティでこの値段は破格ではないだろうか。
大満足して、あることに気づく。
帰りのバスに乗れない。
とぼとぼと駅前を背に歩く記者であった。
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